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銀歯よりも虫歯になりにくい!オールセラミックの特徴

歯科医院で、以前に詰め物やかぶせ物をした歯が虫歯になっている、と言われたことはありませんか?一度詰め物・かぶせ物をしたらもう虫歯にならない、と思われがちですが、実は再び虫歯になるケースは全く珍しくありません。再び虫歯になることを二次カリエスといい、虫歯の再治療やかぶせ物のやり直しが必要になることはよくあります。

二次カリエスの原因とは?

二次カリエスは、歯とかぶせ物の間のわずかな隙間から虫歯菌が入り込んで起こります。詰め物やかぶせ物は、歯とぴったりとくっついているように見えても、わずかな隙間があります。また、銀歯の場合には経年劣化によって金属が溶けたり変形したりして、隙間ができることがあります。

お口の中の状態によっては、1年で二次カリエスを起こす方もいます。

二次カリエスになるリスクを抑えるためには、保険診療のプラスチックや金属を使わず、セラミックで治療することが大切です。

オールセラミックとは

オールセラミックは、詰め物・かぶせ物のすべてをセラミック(陶器)で作ったものです。金属を使用しないので、見た目がきれい、金属アレルギーの心配がない、などのメリットがあります。

二次カリエスになりにくい理由

1. 精巧につくられている

詰め物やかぶせ物を作製する際は、お口の中の型どりをします。この型どりの材料にも種類があり、保険診療では使える材料が限られています。オールセラミックは自費診療のため、より精密に型どりできる材料を使います。わずかな差のように思われますが、お口の中は細かな世界なので、この差が大切になっていきます。

また、かぶせ物などを作る歯科技工士も技術のある人が作るので、精度が高いものができます。

2. 接着力が高い

セラミックの詰め物・かぶせ物はレジンセメントと呼ばれる接着剤で歯に取り付けるのですが、セラミックはこの接着剤と化学的結合により接着します。保険診療の銀歯やプラスチックは物理的にくっつくだけで、合着と呼ばれています。接着と合着ではぴったりとくっつくレベルが違い、セラミックは歯としっかりくっつけることができます。

お口の中は、常に水分があって、熱いもの・冷たいもの・噛む力などがかかり、接着剤にとって過酷な環境と言えます。そんな中で、歯とかぶせ物の間に隙間があると接着剤は劣化していき、さらに隙間をつくってしまいます。

一方、セラミックはしっかりと付けることができるため、そのリスクを抑えることができます。

3. 劣化しにくい

セラミックは、劣化がほとんどありません。プラスチックや銀歯は、劣化により変形したり隙間ができたりするため、二次カリエスの原因になりやすくなります。

4. 菌がつきにくい

セラミックの表面は滑らかなので、汚れが付きづらく、付いても掃除がしやすいという特徴があります。虫歯菌の温床になるリスクを抑えることで、二次カリエスになりにくくできます。メンテナンスをしっかりと行うことで、詰め物・かぶせ物はもちろん、お口の中も清潔に保つことができます。

オールセラミックの費用

メリットの多いセラミックですが、自費診療のため保険適用のものに比べると金額が高くなります。

あい歯科クリニックでは、分割払いでお支払いいただくことも可能です。支払いの回数は、3~36回まで選ぶことができます。

オールセラミックの詰め物:月々3,100円~×18回

オールセラミックのかぶせ物:月々3,200円~×36回

虫歯治療は何回もできるわけではない

二次カリエスになってもまた治療すればいいのでは?と思う方もいるかもしれませんが、治療をするたびに歯を削るので、自分の歯がどんどん小さくなっていってしまいます。数回はできるかもしれませんが、その先は歯を残すことができず抜歯になってしまいます。

さらに、二次カリエスは最初の虫歯の時よりも広範囲の治療が必要になるため、詰め物だったところがかぶせ物に、かぶせ物だったところは根の治療に…など治療のストレスも増えてしまいます。通院の回数が増えれば、時間も費用もかかってしまいます。

また、とりあえずは銀歯を入れて後からセラミックに変える、というのは絶対におすすめできません。二次カリエスの治療と同じように、さらに自分の歯を削らなければならないためです。二次カリエスになっていなくても、形を整えるために多少削ることが必要になってきます。

まとめ

歯科治療を受けるとき、再治療になる想像をするのは難しいかもしれませんが、二次カリエスはよくあるケースです。金額の安さや、とりあえず保険で治しておこうという気持ちで決めず、よく検討した上で選んでみて下さい。

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