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抜歯後に注意することは!?

みなさんは歯を抜いたことはありますか?虫歯や歯周病、事故などで抜歯することもあれば、親知らずが生えてきて抜歯する方も多くいらっしゃるかと思います。抜歯をした後は、違和感がありますよね。食事はとっていいのか?何を気をつければいいのか?など様々な不安があると思います。今回は、抜歯後の注意点についてまとめてみました。

抜歯後に注意すること

麻酔が切れるまで食事は控えましょう

麻酔が効いている間は口の中の感覚がないため、頬や唇を噛んだり熱いものを飲んでも気づきません。口の中が血だらけになってしまったり、火傷してしまったりという危険性があるため、麻酔が効いている間は食事を控えてください。冷たい水などは飲んでも大丈夫です。また、どうしても食べたい時は反対側で噛むようにし、熱いものや硬いものは避けるようにしましょう。

麻酔は大体1〜3時間程度で切れてきます。ただ、個人差や麻酔の方法などによっても変わってきます。感覚が戻ってから食事をしてください。

服用された薬はきちんと飲みましょう

抜歯後には、抗生物質や痛み止めが処方されます。歯科医師の指示に従って、正しく服用してください。抜けかけている乳歯の抜歯などの時には、薬が処方されないこともあります。また、今までに薬でアレルギーが出たり、具合が悪くなったことがある場合は歯科医師に伝えておきましょう。

うがいをしすぎないようにしましょう

抜歯後は、唾液に血が混じったりしてうがいをしたくなると思います。しかし、うがいをしすぎてしまうと傷口の治りが遅くなってしまいます。皮膚を怪我した時にかさぶたができるように、抜歯したところも血が固まって治っていきます。うがいをしすぎてしまうと、出血が止まらなくなってしまったり、治りが遅くなったりします。

また、治りが遅くなると抜歯したところが痛んでしまうこともあります。

飲酒は控えましょう

お酒を飲んで血行が良くなると、抜歯したところから出血してしまったり、その出血が止まりにくくなってしまったりします。血行が良くなることはなるべく避けてください。

湯船に浸かるのも避けておきましょう

湯船に浸かることも、血行が良くなります。お風呂はシャワー程度にし、血行が良くなりすぎないように心がけてください。

激しい運動も控えましょう

運動も血行が良くなってしまいます。激しい運動を控えてください。

喫煙も控えましょう

タバコを吸うと、傷口の治りが遅くなることがあります。なるべく喫煙も控えるようにしてください。

歯ブラシが当たらないよう気をつけてましょう

抜歯した部分に歯ブラシが当たると、出血してしまうことがあります。当たらないよう気をつけて磨いてください。抜歯した当日はうがいをしすぎないようにし、その後はお口の中をきれいに保って感染症を起こさないようにしましょう。

出血が止まらない時は

抜歯した後は、少量の血が出てくることがあります。唾液に混ざる程度でしたら大丈夫ですが、だらだらと流れてくるほど出血することも時々あります。そのような時は、まずガーゼを小さく固く丸めて抜歯したところにおき、しっかり噛んで圧迫止血します。あい歯科クリニックでは、出血の可能性がある抜歯後には滅菌したガーゼをお渡ししています。

それでも出血が止まらない時は、歯科医院に連絡してください。

抜歯した後も治療が必要です

親知らず以外の歯を抜いた場合は、そこで治療終了ではありません。インプラント、ブリッジ、入れ歯のいずれかの方法で治すことが必要です。

抜歯したところを放置すると

抜歯したら治療は完了と思う方もまれにいらっしゃいますが、そうではありません。抜歯したまま放っておくと、空いたスペースを埋めようとして隣の歯が傾いてきたり、移動したり、噛み合う歯が伸びてきたりします。その結果、噛み合わせや歯並びが悪くなったり、お手入れがしにくく虫歯や歯周病リスクが上がったりします。また、もちろん見た目も悪くなります。

抜歯後の治療1―インプラント

元の歯と同じような見た目、機能性も最も再現できる治療法がインプラントです。抜歯した部分の骨に、人工の歯根を埋め込み、その上に被せ物をします。歯の根の部分から作るので、ご自身の歯のようにしっかり噛むことができ、見た目も自然になります。保険が適用されませんがメリットが多いことから、近年インプラントを選ぶ方が増えています。

抜歯後の治療2―ブリッジ

抜歯した両側の歯を支台にして、数本繋がった被せ物をする方法です。インプラントほどではありませんが、しっかりと噛むことができます。抜歯した本数や部位によってはブリッジにできないこともあります。ブリッジの素材には、保険適用になるものとならないものがあります。セラミックを使用したブリッジは、見た目がきれいで2次カリエスになりにくく治療することができます。

抜歯後の治療3―入れ歯

抜歯したところに人工の歯をのせるようなイメージの治療法です。のせるだけでは固定できないので、残っている歯に留め具をして固定します。すべての歯を失った場合には、総入れ歯になり留め具はありません。噛む力はとても弱く、入れ歯の部分で硬いものを噛むのは難しいです。

まとめ

いかがでしたか?抜歯をした後に不安に思った時、参考になれば幸いです。

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