右のグラフは、歯周病罹患率の割合を表しています。罹患(りかん)というのは、病気にかかっている、という意味です。歯周ポケットが4㎜以上ある、歯周病になっている人の割合です。
平成11年と平成23年を比較すると、64歳までは、減少傾向です。一方、高齢者の方は増加傾向にあり、特に75歳以上は顕著です。
歯周病セルフチェック
歯磨きのとき、歯ぐきから出血することがある
歯ぐきがブヨブヨしている
口臭が気になる
指で触るとグラつく歯がある
歯ぐきが痩せてきた気がする
歯ぐきから膿が出る
以前より、歯が長くなったような気がする
歯と歯の間に物が詰まりやすい
歯が浮いたような感じがある
歯ぐきが赤く腫れている
歯周病になると、歯ぐきはどうなる?
健康な歯ぐきは、引き締まっていて歯をしっかりと支えています。歯周病になると、歯ぐきの元気がなくなっていきます。始めは歯ぐきが赤く腫れたり、歯磨きの時に出血したりします。
そのまま放置して悪化すると、腫れがひどくなってブヨブヨしたり、歯をしっかり支えられなくなるので歯がグラついたりします。
そして、歯ぐきが退縮していきます。痩せた感じがしたり、歯ぐきの位置が下がったりします。そうすると、歯と歯の間に物が詰まりやすくなったり、歯が長くなったように感じます。
末期になると、歯周病菌で歯を支える骨が溶けて、歯が抜けてしまいます。
歯周病の対策をおこなって、元気な歯ぐきを維持したいですね。
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